飾りです。

Twitterなんかやってません。

このマークなんですか。

2004/06/16

夢見る少女じゃいられない

昔々あるところに、おじいさんはいましたが、おばあさんはいませんでした。むしろ、おばあさんの代わりに僕がいました。
つまり、昔々あるところに、おじいさんと僕がいました。


おじいさんは山へ芝刈りに、僕は仕方がないので川へ洗濯に行きました。僕が川でゴシゴシと洗濯をしていると、どんぶらこ~どんぶらこ~と上流からおじいさんが流れてきたので、思いっきり無視しました。


しばらくすると、どんぶら~どんぶらこ~と今度は桃が流れてきました。僕はあわててその桃を岸に上げ、バールのようなものでこじ開けると、なんと中にはおじいさんが入っていました。


「イリュージョン!」


と、おじいさんが興奮気味に叫んだので、思いっきり無視しました。そしてまた、桃ごとおじいさんを川に戻しました。


下流のほうへ流されていく、桃とおじいさん。あっという間に見えなくなってしまいました。それを見ていて何だかとても切なくなった僕は、持っていたバールのようなものを川に投げ捨てました。


しばらくすると、川の一部がまばゆい光を放ち始めました。驚いた僕は川岸まで開脚前転をしながら近づき、その光を覗き込みました。すると、目も眩むような光の中からおじいさんが現れ、


「お前が落とした物は、金のバールのようなものか。」
「それとも、銀のバールのようなものか。」
「それとも、鉄のバールのようなものか。」


と、聞いてきたので、思いっきり無視しました。


―――


つづく。(続きません)

2004/06/15

ドリ男

車に轢かれそうになっている子猫を見つけた僕は、とっさに道路に飛び出した。


危ないところだった。
間一髪で子猫は無事だった。


しかし僕の体は無事ではなかったらしい。見事に車に突き飛ばされた僕は、頭を強く打った。野次馬などが集まってきて、次第に辺りが騒々しくなっていくの感じながら、僕はそのまま意識を失った。


***


気が付くと、僕はどこかの病院のベットに寝かされていた。
なぜか全裸だった。おまけに両手両足を固く縛りつけられているために、身動きができない。
自分の状況を把握できない僕はパニック状態に陥り、無我夢中で体を動かすものの、まったく体の自由が利かない状態。僕は何とも恥ずかしい姿のまま、涙を流すしかなかった。


しばらくすると、一匹の猫が現れた。そう、僕が救った子猫。
子猫は「ニャー」と一声鳴くと、僕の手足を縛っている紐を噛み切り、僕の体に自由を取り戻してくれた。


助かった。これで何とか体は自由になった。頭がまだ少し痛むが、手足は何とか動きそうだ。それにしても、なぜ手足を縛られていたのか。そして、なぜ全裸だったのか。頭の中の整理がつかない。全く理解できないことばかりだ。そもそも自分の身に何が起こっているのかが分からない。分かっていることは、僕は車に轢かれそうになっている子猫を助け、代わりに僕が車に轢かれた。ただそれだけ。


それでもこれ以上ここいるのは危険だと思った。体中のすべての感覚が、自分の身の危険を感じていた。一刻も早くこの場から離れなくてはならない。


僕は何とか病院を抜け出し、無我夢中で走りだした。誰にも気付かれていないはずだし、追って来る気配も無い。それでも息が切れるまで、全力で走った。全裸のまま走った。逮捕された。


―――


という夢を見ました。(見てません)

2004/06/08

ファックユー

今日、電車の中で外人に話し掛けられました。
僕の隣に座ったと思ったら、いきなり「Hello」って。


ただでさえ人見知りが激しいのに、相手は外国人。
おまけに僕は英語が全くの不得意。
できれば関わりたくなかったのですが、さすがに無視するわけにもいかないので、僕は覚悟を決めて、


「はろー」


と答えました。ちょっと照れながら。


そしたらその外人は、「How are you?」って聞いてきたので、


「あいむ、ふぁいん。せんきゅー」


って教科書通りに僕が答えたら、


「英語お上手ですねぇ」


って言われた。流暢な日本語で。


なんだこいつ。

2004/06/06

絶対ヘンなことしないから

「メールを貰ったら100%返信します。」

これは僕がこの世に生まれてから初めて喋った言葉だ。
これを聞いた僕の両親は、僕の行く末を案じたという。

でも安心して欲しい。この言葉は今となっては僕のポリシーである。

というわけで、これを読んでいるそこの貴女。
ぜひメールを送ってみてはどうでしょうか。

今なら精一杯絡みづらいキャラで返信しますよ。