「ヨーロッパでは、スタジアムに行く観客は必ず、少なくとも子供のころには自らサッカーをしたことがある、サッカーを経験したことがある人ばかりです。サッカー観戦する上で、サッカー経験の有無は大きな違いをもたらすと思ってます。どれだけ多くの試合を観戦したとしても、ボールを蹴ったことの無い人間には、パスにしろ、ドリブルにしろ、シュートにしろ、トラップにしろ、あるいはファールにしろ、1つ1つのプレーの価値を理解するには限界があると思うわけです。想像力に限界があるから。
しかし、私は、日本に来てオフの日に、ある河原の(土手の)ところで自転車をこいで、サイクリングをしていて、その場で趣味でスポーツをやっている人を見るのですが、なんとなく私の印象として、サッカーが最も人気のあるスポーツではないように感じられます。逆にサッカーをしたことがある観客というよりは、ベースボール、もしくはキャッチボールをしたことがある人の方が多いのではないでしょうか。これはあくまでも私の印象ですが。
これはやはり、とても大きな違いだと思います。1つのサッカーの試合を見るときに、ピッチ上で何が起きているかを理解するときに、やはり自らプレーしたことがあるとないとでは、とても大きな違いがあるからです」
( 浦和レッズ公式サイトより抜粋 )
自らプレーしたことのある人間は、試合を観ていても「一緒にサッカーをしている」感覚でいられる。試合の中でプレーの意味を実感できるのが大きな違いだと思います。
日本代表戦に限ったことじゃないんだけど、応援しているチームの選手が悪質なファールでバッコリ削られても、ゴール裏でピョンピョン歌ってる人達は本当に「サポーター」なのか?と思う。「一緒にサッカーしている」ではなくて、完全に「応援している」だけの感覚なんだろうね。
どんな些細なプレーでも、価値あるプレーには喝采を。
しょーもないプレーには、容赦ないブーイングを。
停滞している日本サッカーを、これからもう一歩成長させるのは観客かもしれない。
みんな、サッカーしようぜ。
(僕は友達を作ることから始めます)
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